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電気設備

「この地で復興」をめざし、津波被害から着実に復旧

ゼライス株式会社様は、1941年(昭和16年)に世界で初めて鯨を原料としたゼラチンの製造を開始(当時の社名は宮城化学工業所)されて以来、70年にわたってゼラチン製造のエキスパートとして発展してこられました。現在では家庭用・業務用の食用ゼラチンをはじめ、医薬・化粧晶用、写真用、工業用など多方面に展開。家庭用ゼラチンパウダーの「ゼライス」は1953年(昭和28年)の販売開始から60年近く続くロングセラー商晶で、家庭用ゼラチン国内シェアの半分近くをゼライス様の商晶が占めています。

2011年3月11日の東日本大震災では、宮城県多賀城市の沿岸部にあるゼライス様本社の敷地にも津波が押し寄せました。事務所楳をはじめ約10棟の工場や施設はすべて1階部分が浸水。製造設備や一匿気系統が大きなダメージを受けました。しかし「(移転せず)必ずこの地で復興するんだ」という取締役社長稲井謙一様の強い意志のもと、社員の方々が一丸となって復旧に全力を注がれ、5月には一部商品の供給を開始。7月には生産も再開され、11月半ば時点で早くも震災前の7~8割程度にまで生産を回復されています。

LED照明ご採用で実現した省エネと快適な職場環境

最優先課題の一つである一匿気系統の復旧に当り、ゼライス様は30年以上お取り引きがある地元の電気工事会社、株式会社仙光代表取締役社長 相馬正彦様にご相談されました。

相馬様はゼライス様のプラントを隅々までご存知で、復旧計画を作成する上で欠かせない存在だったのです。相馬様はただちに現地入りされましたが、「あまりの状況に脱力感を覚えた」とおっしゃいます。しかしゼライスの稲井様から「この場所で復興するのでよろしくお願いします」と言われ、全力で取り組む決心を固められました。

プランニングでゼライス様が重視されたのは、省エネ対策です。まずは相馬様からご提案のあった「直管形LEDランプ搭載ベースライト」を事務所棟1階の執務スペースに導入されました。この商品は従来の蛍光灯と比べて、ほぼ同じ明るさを実現しながら約42%の密エネを達成。光源寿命は約4万時間と、3.3倍近く長寿命化したため、資源を大切にするという意味でもゼライス様のお考えに沿った商晶です。

さらに玄関ホールと応接室には「一体型LEDベースライトスクエアタイプ」などをご採用いただき、事務所棟の照明に使われる電力は40%近く削減される見通しです。構内道路には「LED道路照明灯」やLED」モールライト「Luminascape ROND(ルミナスケープロンド)」などもご採用。「室内も構内も明るくなった」。そうおっしゃる従業員の方たちには、笑顔が戻りました。

エネルギーの「見える化」で新たな工場の歴史が始まる

ゼライス様はこのほか、エネルギー使用状況の「見える化」にも取り組んでおられます。「パワープラント」と呼ばれる電源・変電設備には「多回路エネルギーモニタ」を6台、事務室には電気設備の監視や制御ができる「WeLBA200」をご採用。使用電力量を24時間監視して、電力の無駄をはぶきます。ゼライス株式会社専務取締役八木智様は「今後もコラーゲン工場をはじめ順次LED照明などを導入する予定で、それらを総合的にコントロールする体制が整った。トータルでエネルギーマネジメントができる『省エネモデル工場』を実現したい」とおっしゃいます。

震災という大変なご経験をされたゼライス様ですが、お取り引き先様と手を取り合いながら、力強い復興の歩みを進めておられます。

このたびの震災では、本当にたくさんの方々から温かい励ましのお言葉や物心両面にわたるご支援を賜り、心から感謝申し上げます。

震災後、私どもは「この地で復興を果たす」との信念で、社員一丸となって復旧に取り組み、おかげさまで生産・出荷とも順調に復活しつつあります。これもひとえに、お取り引き先様、地域の皆様、そして全国・全世界の皆さまのお力添えの賜物であり、このご支援にお応えしていくことが、これからの私どもの使命であると考えております。

このたびその一環として、電気工事会社様のこ協力のもと、将来を見すえた電気設備の省エネ化に取り組みました。今後もいっそうのエネルギー削減に努め、さらなる社会貢献をしていきたいと考えております。

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